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就労継続支援A型とB型の違いは?対象者や給料、仕事内容を詳しく解説
2025.06.30
就労継続支援A型とB型の違いは?対象者や給料、仕事内容を詳しく解説

就労継続支援とは、障がいや体調の事情ですぐに一般企業で働くことが難しい方に向けて、働く練習の場を提供する福祉サービスです。

「卒業後、うちの子はどんな仕事ができるんだろう」

「体調が安定しないけれど、無理なく働ける場所はあるのかな」

上記のような不安を抱えて、状況に合った選択肢を探している方も多いのではないでしょうか。

就労継続支援にはA型とB型の2種類があり、対象者や働き方が以下の通り異なります。

就労継続支援A型雇用契約を結び、決まった時間に働く
比較的体力や安定した出勤が可能な方向け
就労継続支援B型体調やペースに合わせて無理なく働く
体調に波があり少しずつ経験を積みたい方向け

この記事では、A型とB型の違いをより詳しく解説するとともに、利用する手順までわかりやすく紹介しています。

【本記事で分かること】
就労継続支援とは何か
就労継続支援A型・B型の違い
就労継続支援を利用するメリット
就労継続支援を利用する手順

お子さんやご家族に合った支援制度を選べるよう、ぜひ参考にしてください。

B型支援なら自分らしく働ける「リバイブ」

リバイブのLP画像

B型事業所リバイブでは、体調や特性に合わせた就労支援を行っています。

【リバイブの特徴】
・通所は週1日からOK
・オンライン制度の利用も可能
・eスポーツや動画編集のスキルを学べる
・事業所は徒歩5分の駅近で便利な立地
・管理栄養士監修の美味しい昼食付き

自宅から参加できるオンライン制度もあるため、地方や移動に不安のある方も安心です。

支援や体調管理のフォローも手厚く、「焦らず、自分のペースで働きたい」という方に最適な環境が整っています。

体験通所にも対応しているため、対象者様がeスポーツや動画編集に興味がある方は、お気軽にお問合せください。

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就労継続支援とは?

就労継続支援とは、障がいや病気のある方が自分に合ったペースで働く経験を積めるよう設けられた福祉サービスです。

厚生労働省が管轄する「障害者総合支援法」に基づく制度の一つで、働きながら就労への準備を進められます。

就労継続支援の種類は以下の2種類です。

雇用契約支援の特徴対象者の特徴
就労継続支援A型一定の勤務時間と
賃金のもとで働く
・比較的軽度の障がい
・体調が安定している
就労継続支援B型体調や特性に応じた
ペースで作業を行う
・重度の障がいがある
・長期間のブランクがある

これらのサービスは、一般就労を目指すステップとしての役割を持ちます。

無理なく自立への準備を進めたい方にとって重要な選択肢となるでしょう。

就労継続支援の利用料

就労継続支援は公的制度であり、原則として利用者に一定の自己負担があります。

ただし、収入状況に応じて軽減または無料となる仕組みが整備されているのが特徴です。

区分世帯の収入状況負担上限月額
生活保護生活保護受給世帯0円
低所得市町村民税非課税世帯(※1)0円
一般1市町村民税課税世帯(※2)9,300円
一般2上記以外(※3)37,200円

※1:3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象
※2:所得割16万円未満、収入が概ね670万円以下の世帯が対象(入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除く)
※3:入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は市町村民税課税世帯の場合「一般2」

「経済的負担が理由で利用できない」という心配は少なく、利用しやすい制度と言えます。

※参照:厚生労働省

就労継続支援A型・B型の違いを比較!どんな人が対象?

就労継続支援のどちらを選べばいいかわからない方は、以下の比較表をご覧ください。

就労継続支援A型・B型の違いを比較!どんな人が対象?
比較項目就労継続支援A型就労継続支援B型
支援内容就労訓練・リハビリ
契約形態雇用契約あり
(パート・アルバイト等)
雇用契約なし
(利用契約のみ)
対象者一定の勤務時間をこなせる方一般就労やA型が難しい方
働き方定められた時間に出勤する体調に合わせて無理なく勤務する
収入の形給料(最低賃金以上)工賃(作業成果に応じた報酬)

就労を支える福祉サービスである点は共通していますが、働き方や対象者に違いがあります。

合っていそうな型を見つけたら、以下で各タイプの詳細を確認してみましょう。

就労継続支援A型とは?

就労継続支援A型は、雇用契約を結んだ上で働く経験を積める福祉サービスです。

A型事業所では、最低賃金以上の給与が支払われ、実際の職場に近い環境で就労を練習できます。

主な対象者は以下の通りです。

・一定の勤務時間をこなすことができる
・支援を受けながらであれば、安定的に働ける
・一般企業での就職を目指してステップアップしたい
・就職活動がうまくいかず、福祉的支援のもとで経験を積みたい

障がい者手帳を所持している方が中心ですが、医師の診断書がある場合は対象になることもあります。

またA型事業所では事業所と労働契約を結ぶため、以下のような特徴があります。

就労継続支援A型とは?
・雇用契約で最低賃金以上の時給が保証される
・勤務時間や勤務日数は状況に応じて相談可能
・条件を満たせば社会保険への加入も可能

福祉的支援を受けながら、社会的な労働者として扱われるのがA型の特徴です。

就労継続支援A型の仕事内容

地域や事業所の方針によりますが、A型事業所の仕事内容は以下のようなものが一般的です。

・軽作業(製品の組立、封入、梱包など)
・清掃業務(オフィスや公共施設の清掃)
・飲食補助(お弁当の調理補助、配膳など)
・農作業(野菜の収穫・袋詰め)
・パソコン業務(データ入力、ECサイト管理など)
・店舗業務(接客、品出しなど)

作業内容は就労訓練の一環として設定されており、個々の能力や興味に応じて選択できるよう配慮している事業所も多いです。

「働くことに慣れたい」「将来的に一般就労を目指したい」方に向いている制度となります。

就労継続支援B型とは?

就労継続支援B型は、障がいや体調の事情によって雇用契約に基づいた勤務が難しい方に向けた福祉サービスです。

雇用契約は結ばず自分の体調や生活リズムに合わせて働けるため、まずは少しずつ社会とつながりたい方に向いています。

B型の主な対象は以下のような方です。

・精神的・身体的な理由で、A型や一般就労は負担が大きい
・過去に働いていたが、ブランクが長く不安がある
・障がいの程度が重く、日によって体調に波がある

B型支援は生活の安定や自己肯定感の回復、社会との接点づくりも大切な目的としています。

雇用契約がないため最低賃金は保証されませんが、作業内容に応じた「工賃」という形で報酬が支払われます。

B型事業所の特徴は以下の通りです。

就労継続支援B型とは?
・雇用契約は結ばない
・作業内容に応じた報酬
・自分の体調に合わせて柔軟に働ける

B型は「働く準備の準備」としての位置づけでもあり、就労に向けた第一歩を踏み出すサポート体制が整っています。

就労継続支援B型についてさらに詳しく知りたい方はこちら!
就労継続支援B型とは?対象・作業内容・工賃・A型との違いを分かりやすく解説

就労継続支援B型の仕事内容

B型事業所では利用者の特性や体調に応じた作業が用意されており、プレッシャーの少ない環境で働く経験を積むことができます。

主な仕事内容の例は以下の通りです。

・内職作業(袋詰め、シール貼り、検品など)
・清掃作業(事業所内や外部施設の簡易清掃)
・軽作業(リサイクル商品の分別、梱包など)
・農作業(種まき、水やり、収穫など)
・クラフト制作(小物、アクセサリーなど)
・パソコン作業(データ入力、簡単なデザイン補助)

作業の種類は事業所ごとに異なりますが、「自分にもできそう」という安心感を持てる内容が中心です。

無理なく取り組める作業からスタートし、徐々にスキルアップや自信の回復を目指せます。

自分のペースで働きたい方にはリバイブ

リバイブのLP画像

体調が安定せず、決まった時間に働くのが不安な方には、B型事業所「リバイブ」の利用がおすすめです。

リバイブでは、生活リズムに合わせた無理のない環境を提供しています。

全国対応のオンライン制度があるため、通所が難しい方でも安心です。

「まずは少しずつでいい」「自分らしく働く場所を探したい」という方は、リバイブへお問合せください。

>>今すぐリバイブに問い合わせる

就労継続支援A型・B型を利用するメリット

就労継続支援A型・B型を利用することで得られる主なメリットは以下の通りです。

・自分に合ったペースで安定した仕事に取り組める
・社会の一員として人と関わりながら働ける
・実践的な経験を積み、一般就労に近づける
・費用の負担を抑えてサービスを受けられる
・A型では雇用契約のもとで賃金を得られる

就労継続支援は、障害や体調に配慮しながら自分に合った働き方ができる場です。

仕事を通じて生活リズムを整えたり、社会とのつながりを実感したりしながら、少しずつ働く力を育てられます。

将来的に一般就労を目指す人にとって、実践的な経験を積める大切なステップです。

就労継続支援A型・B型を利用するデメリット

就労継続支援を利用する際は、以下のような注意点も事前に理解しておきましょう。

・事業所によって支援の質に差がある
・就労時間や作業内容が限られることがある
・一般就労への移行が必ずしも保証されない

就労継続支援は利用者の状況に合わせて提供されますが、支援の内容や質は事業所によって差があります。

また労働時間や仕事内容に制限がある場合も多く、将来の一般就労を不安に感じる方も少なくありません。

事業所の見学や相談は十分に行い、個人に合った環境を選びましょう。

就労継続支援A型とB型を利用する手順

就労継続支援A型・B型の利用を決めた後は、以下の順で手続きを進めましょう。

就労継続支援事業所を探す
面談・選考を受ける(A型の場合)
各自治体の窓口で利用申請を行う

落ち着いて一つずつ進めていくことが、スムーズな利用開始につながります。

①就労継続支援事業所を探す

まずは、通いたい地域や条件に合った就労継続支援事業所を探しましょう。

事業所ごとに以下の点が異なるため、複数の施設を比較検討することが大切です。

・支援内容
・作業の種類
・職場の環境

情報収集には、地域の福祉サービス情報サイトや自治体の窓口・障がい者相談支援事業所の活用がおすすめです。

自治体によっては利用者に合わせた事業所紹介や相談支援を行うサービスもあり、専門の相談員が親身にサポートしてくれます。

初めての方でも安心して相談できるため、ぜひ活用してみてください。

②面談・選考を受ける(A型の場合)

A型は雇用契約を結んで働くため、多くの事業所で利用前に面談や選考があります。

 面談で確認されるのは以下のような点です。

・働く意欲
・健康状態
・障がいの状況

これらをもとに利用者に適した支援計画が話し合われます。

選考基準は事業所によって異なりますが、仕事の能力・体力・通所の継続可能性もチェックされることが多いです。

一方でB型の場合は雇用契約がないため、面談のみで利用が決まります。

③各自治体の窓口で利用申請を行う

利用する事業所が決まったら、自治体の担当窓口で「就労継続支援利用申請」を行いましょう。

申請に必要な書類の例は以下の通りです。

・障がい者手帳
・診断書
・支援計画書

申請手続きや必要書類は自治体によって異なるため、事前に担当窓口で確認してみてください。

自治体の福祉課や障がい福祉担当窓口では、申請手続きに関する相談も受け付けています。

就労継続支援B型事業所なら「リバイブ」

LP

リバイブは、障がいのある方が自分のペースで無理なく働ける環境を提供しているB型事業所です。

eスポーツや動画編集を通じて、楽しみながらスキルアップできる環境を整えています。

実務に近い環境での学習と支援を組み合わせることで、自立に向けた確かなステップを積み重ねることが可能です。

まずは現在の状況や希望を丁寧に伺いながら、最適な支援計画を提案いたします。

就労継続支援B型の利用を検討している方は、ぜひ一度「リバイブ」までお問い合わせください。

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就労移行支援・就労定着支援との違いは?

就労継続支援(A型・B型)と就労移行支援、就労定着支援は、対象者や支援内容が異なります。

支援の種類対象者の特徴支援内容の特徴雇用契約の有無
就労移行支援一般就労を目指す
障がいのある方
就労に必要なスキルや
知識の習得を支援
就労継続支援A型比較的就労可能な
障がいのある方
雇用契約のもとで
働きながら支援を受ける
就労継続支援B型一般就労が難しい
障がいのある方
無理なく働ける環境提供
就労定着支援一般就労を始めた方職場定着に向けた支援

これらの支援制度は、それぞれの状況や希望に応じて適切に選ぶことが大切です。

初めて利用される方は、自治体の相談窓口や支援機関に相談しながら進めましょう。

就労継続支援A型・B型の違いは制度と支援体制

就労継続支援A型とB型には、制度の仕組みや支援の内容において違いがあります。

A型は事業所と雇用契約を結び、最低賃金以上の賃金が支払われる仕組みです。

仕事のスキル向上や社会的な自立を目指し、実務指導や職場環境の調整などの支援が充実しています。

一方でB型は雇用契約を結ばず、作業に応じた工賃が支払われる形です。

障がいの特性や体調に合わせて簡単な作業を行いながら、生活リズムの維持や社会参加を支援します。

これらの違いを理解し、状況や希望に適した支援を選びましょう。

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